ソーラーパネル メーカーの種類

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ソーラーパネル メーカーの種類と特色

ソーラーパネルには、国内メーカー・海外メーカー共にメリット・デメリットがある事をご紹介させていただきました(詳しくは⇒「国内メーカーVS海外メーカー」)。

 

ここでは、各メーカーの特色を見ていきながら、ソーラーパネル選びの参考になりそうな情報をお伝えします。

 

国内メーカー

単結晶・・・価格高く、発電効率が良い! 
多結晶・・・価格安く、発電効率は若干落ちる

 

ソーラーパネルには単結晶と多結晶タイプがある

 

ソーラーパネルといえば小規模なものは電卓用から、大規模なものは人工衛星用など色々なものがあります。住宅用太陽光発電に使われるソーラーパネルの多くは「シリコン系」といわれ、シリコンを主な成分として生成されています。

 

シリコン系ソーラーパネルには大きく分けて単結晶と多結晶タイプの2つの種類があります。
まずは両者の違い・メーカーごとに採用している種類についてみていきましょう。

 

 

単結晶・多結晶の特徴

 

単結晶 多結晶

パネル1枚あたりの価格
(メーカー希望小売価格)

高い


152,250円

安い

92,400円

変換効率(*1)

良い


18.2%

若干劣る


13.5%

見た目

色がほぼ単一

HIT233・240シリーズ

 

パナソニックHIT233

(画像クリックで拡大)

若干まばら模様アリ


多結晶154シリーズ


 

パナソニック多結晶154シリーズ

(画像クリックで拡大)


*1「変換効率」…受け止めた太陽光を電力に変換する際の効率。
18.2%とは「100」の太陽光から18.2の電力が得られるという意味。

 

単結晶タイプの方が変換効率が高い反面、価格面が高いです。
逆に多結晶は、変換効率が単結晶タイプより低いものの、導入コストが抑えられます。

 

メーカーごとのパネルの種類

 

メーカー名/
ソーラーパネルの種類
単結晶 多結晶 CIS
パナソニック/

HIT「233」のような数字は最大出力を表す

ハイブリッド型HITシリーズ ※単結晶シリコン+アルファモスシリコン 154シリーズ

なし

東芝
(サンパワー社製)

SPR-240NE-WHT−J(240W)
SPR-210N-WHT-J(210W)
単結晶+バックコンタクト方式

なし なし
三菱電機 PV−MAシリーズ PV-MXシリーズ なし
シャープ NQ、NUシリーズ ND-NEシリーズ なし
長州産業 B、C、CS(HIT、三洋電機委託研究)シリーズ構造を参照ください。 なし なし
カナディアンソーラー CS5Aシリーズ CS6Pシリーズ なし
ソーラーフロンティア なし なし SF、SFLシリーズ

 

ソーラーパネルの性能の基本は、単結晶 > 多結晶

 

他にもCIS、HITなどの変り種もある    

CIS太陽電池 (薄膜系ソーラーパネル)

化合物(銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium))が主成分。
従来のシリコン主成分の「シリコン系ソーラーパネル」に対し「薄膜系ソーラーパネル」と呼ばれている。

パネル選択のヒント

性能・導入費用だけじゃない!

 

「ソーラーパネルの注目ポイントは、屋根の広さ、見た目、設置費用のバランス!」

 

ソーラーパネルには大きく分けて単結晶と多結晶のタイプがあることはわかりました。単結晶はコストが高めだが性能がよく、多結晶はコストが安く性能は若干落ちます。ここでいう性能とは「発電効率」という太陽光を電力に変換する能力を指します。

 

しかし、CISやHITなど多くの種類のソーラーパネルがあり、パネルの選択に悩む方は多いでしょう。ここではパネル選択に関して参考となる情報を整理してみます。

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屋根の広さで決めましょう

 

設置するお宅の屋根の面積で決めるというのも一つの方法となります。

 

日本は欧米諸国に比べ家の面積が狭く、必然的に屋根の面積も限られています。しかも太陽光発電では屋根の面積>発電できる面積です。

 

太陽光パネルは単結晶タイプやHITパネルの方が多結晶タイプより発電の効率がよいので、PanasonicのHIT240(変換効率18.7%)、東芝SPR−240NE-WHT-J(変換効率22.6%)などはオススメです。

屋根の面積が広い→発電効率のあまりよくない多結晶タイプでも可

屋根の面積が狭い→多少割高であっても変換効率の良い単結晶・HITを!

 

屋根の面積を最大限使えるソーラーパネル

限られた設置スペースをなるべく有効に使いたいという方には京セラで販売している「SAMURAI(サムライ)」シリーズは特にオススメです。

京セラ サムライ

 

3種類のソーラーパネルを組み合わせることで最大限に屋根を使い発電できます。

京セラ サムライ2

見た目で決めましょう

太陽光発電は家の外からよく見える屋根に設置します。そのため、外観にこだわった建築様式が増えた最近ではデザイン性の高いソーラーパネルが多く登場しています。

 

単結晶は色が綺麗?

単結晶タイプは多結晶のようにまばらになった模様がなく「非常に綺麗」です。それにバックコンパクト方式というソーラーパネルの表面に電極やハンダ付けというものが存在しないモデルもあります。太陽光を受け止める面積が広いので発電量も多くオススメです。

 

※東芝、シャープなどでも販売されています。

 

太陽光発電 東芝モジュール

 

非シリコン系のCISも色が綺麗!

国内ではソーラーフロンティアによって販売されているCISソーラーパネル。銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)の頭文字をとってCISと呼ばれています。

 

通常のソーラーパネルはシリコンという素材から作られるのがこれまでの常識でした。CISソーラーパネルはシリコンを素材とする単結晶や多結晶タイプよりも安く製造することができ見た目も綺麗だということで評判です。

 

ソーラーフロンティア モジュール

 

※ソーラーフロンティア、ホンダソルテックのCISSが販売されています。

 

参考)シリコンの値段について

 

シリコンは地球上に潤沢にある資源の一つではあるのですが、残念ながら日本は輸入に頼っています。

 

「独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の統計によると、2009年に単結晶タイプがおよそ80ドル/Kgとなっており、採掘される場所も限られています(主に中国)。

 

そのため各社はシリコンだけに依存しないソーラーパネルの開発にも力を入れています。その代表格がCISソーラーパネルです。

『屋根=ソーラーパネル』な屋根材一体型

ソーラーパネルは架台(かだい)という屋根にパネルを取り付ける金具を使って設置します。近年ではいかにも「取り付けています!」というような施工は少なくなりましたが、やはり後付け感は否めません。サンテックのようにオリジナルの架台を開発して見た目に配慮しているメーカーもあります。

 

サンテックパワー モジュール

※屋根と太陽光パネルの隙間があまりないように工夫された架台

 

太陽光発電は取り付け後、何十年もそのままなので外壁などにこだわるように見た目を重視してみたいものです。

 

そんな時にオススメなのが屋根材一体型です。

 

「屋根=ソーラーパネル」という新しい発想で、違和感なくどんなお宅にもマッチします。

 

太陽光発電 京セラ モジュール

ソーラーパネルが屋根と一体感のあるデザインの京セラ HEYBAN(ヘイバーン)

 

ソーラーパネルは熱に弱い?

太陽光発電について調べていると意外なことを知ります。

 

野ざらしでメンテナンスが要らないというソーラーパネルも熱には弱いということです。

 

よく言われているのは「夏場などには変換効率が2割程度落ちてしまうため熱に強いソーラーパネルを選ぶべき」という意見です。

 

PanasonicのHITシリーズは2種類の材料で構成されており、熱に強い特徴があるため人気があるようです。

 

国と企業・大学が共同してこの問題を解決しようとしていますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 

そのため、価格は高くても発電効率が良く熱に強いPanasonicのHITシリーズの選択は予算がある方にはオススメです。

 

まとめ

ソーラーパネルにはメーカー・モデルごとに色々な特色がある。
急いで決めず、時間をかけて最適なパネル選びが肝心。

 

INAXが産官学共同ではじめた太陽光発電の効率アップのための保水セラミックスの研究